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八代産地い草刈りレポート 2015

2015.7.9-10

平成27年7月9日~10日、い草刈り最盛期の産地・八代にて、い草刈りの体験をしてきました。
一昨年以来、2年ぶりの体験となりましたが、今回は農家の作業体験を重視した、少しハードな内容でした。
当日は、梅雨とは思えないほどの、まさかの快晴・猛暑で、よけいに過酷な日程となりました。

~ 一日目 ~

い草刈り・網はずし い草刈り・網はずし

まずは田圃へ。翌日の刈り取りに備えて、い草が倒れないよう支えている網を外します。

い草刈り・手刈り

同時に、ハーベスタ(刈り取り機)が入るスペース分、い草を手刈りします。
昔は田圃全部をこの手刈りでやっていたのですから、その苦労は想像を絶するものがありますね。

い草刈り・泥染め い草刈り・泥染め

午前中に刈り取ってあったい草を泥染めします。
この水槽の中には、染土という泥染め専用の土を水に溶かしてあります。この染土が、あの畳独特の香りを生み出してくれているのです。

い草刈り・い草乾燥

乾燥中のい草。早朝から夜まで、約15~16時間かけて乾燥します。
この乾燥の仕方が中国産と決定的に違う部分で、八代では、い草の品質を落とさないようにゆっくりと時間を掛けて低温乾燥させます。
翌日早朝、このい草を取り出して、泥染めしたい草を乾燥機に入れます。

~ 二日目 ~

夜明け前

い草農家の朝は超早い。夜明け前・午前3時からのスタートです。

い草刈り・釜出し い草刈り・釜出し

まずは、乾燥の終わったい草を乾燥機から取り出します。(釜出し)

い草刈り・入庫 い草刈り・入庫

釜出ししたい草は袋に詰めて、倉庫に保管します。このい草はすぐには畳表に織りません。乾燥の熱が取れ、染土と馴染むまで、ゆっくりと倉庫の中で寝かせます。

い草刈り・掃除

釜出し終了。後片付けも大事な仕事です(^^)

い草刈り・早朝

次は「釜入れ」です。前日泥染めしたい草を乾燥機に詰めていきます。午前6時頃、早朝作業が終了します。

い草刈り・早朝

朝日が顔を出しました。普段の行いの成果(笑) 、見事な快晴です!

ハーベスタ

次は田圃で作業。ハーベスタでい草を刈り取っていきます。晴天によく映えますね。

【動画】ハーベスタでい草を刈り取り。

ハーベスタ体験 ハーベスタ体験

今回の目的は「がっつりい草農家体験」ですので、作業内容も非常に濃いものになっています。
まだ午前中にもかかわらずの猛暑で、結構応えました。。

い草刈り・積み替え い草刈り・積み替え

刈り取ったい草はコンテナへ積み替え。この状態で泥染め・乾燥を行います。

い草刈り・刈り立てい草

刈り立てのい草。目に鮮やかな緑です。ただこの日は天気が良すぎて、刈り取り後半では表面の水分がだいぶ奪われてしまってました。劣化を防ぐために、この後シャワーを浴びせておきます。

い草刈り・刈り立てい草

思わず持ち帰りたくなる(笑) 採れたてい草。

い草にシャワー

刈り取ったい草に、乾燥と温度上昇を防ぐため水シャワーを浴びせます。この日はとくに暑かったですので、重要な作業ですね。

【動画】い草にシャワーを浴びせている様子。

ここまでで、一日分の作業全て体験したことになります。
農家さんによって期間は違いますが、産地ではおおよそ約一ヶ月間この作業が続きます。


一昨年の体験では「見学」が主体で、それでも作業の大変さがよく分かりましたが、やはり見るのとやるのとでは大違いですね。
天気も手伝って、今回は本当に大変さを「身体」で学ぶことが出来たと思います。

記念写真

体験終了後、今回お世話になったい草農家・上本さん夫妻(写真右・左)と記念写真。

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